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XML の概要


文章内のデータの内容および構造を示すのに用いるマークアップ言語で、
HTML(Hyper Text Markup Language) と同様 SGML(Standard Generalized Mark-up Language) から派生した。
仕様は World Wide Web Consortium (W3C) によって標準化されている。

XML(eXtensible Markup Language) は直訳すると「拡張可能マークアップ言語」となる。
マークアップ言語とはタグを用いて本文以外の情報を付加することが可能な言語のことである。
HTML もマークアップ言語であるが、あらかじめ決められたタグしか利用できない。
XML は(新しいタグを作成=拡張)出来る。


たまに「XML は HTML の進化したもの」と思っている方もいるが、
HTML は SGML を Web 上での表現に特化させたもの、つまり特定の用途に用いられるのに対して
XML は汎用的なものなので、記述方法などは似ているが別物である。

ちなみに XHTML は HTML を XML の仕様で再定義したものである。


イメージ


SGML(Standard Generalized Markup Language)とは


1986年10月に ISO において ISO8879 として制定された汎用のメタ言語でありマークアップ言語。
文書を作成するための言語としては自由度が高く、汎用性が高いという利点があるため
出版社、政府、航空業界やコンピュータ企業などで採用されるようになった。
しかし、文書を作成するための文法が非常に複雑かつ処理パフォーマンスが悪いため
あまり普及しなかった。


XML の特徴


・テキスト形式で記述
・タグを用いて記述
・ツリー構造
・DTD(データ定義書)を持つ
・プログラムで処理しやすい
・人間にとって理解しやすい


XML のバージョン


勧告日 勧告内容 リンク 別窓
1998/02/10 XML 1.0 http://www.w3.org/TR/1998/REC-xml-19980210 OPEN
2000/10/06 XML 1.0 Second Edition http://www.w3.org/TR/2000/REC-xml-20001006 OPEN
2004/02/04 XML 1.0 Third Edition http://www.w3.org/TR/2004/REC-xml-20040204 OPEN
2006/08/16 XML 1.0 Fourth Edition http://www.w3.org/TR/2006/REC-xml-20060816 OPEN
2008/11/26 XML 1.0 Fifth Edition http://www.w3.org/TR/2008/REC-xml-20081126 OPEN
2004/02/04 XML 1.1 http://www.w3.org/TR/2004/REC-xml11-20040204 OPEN
2006/08/16 XML 1.1 Second Edition http://www.w3.org/TR/2006/REC-xml11-20060816 OPEN

XML 1.0 と 1.1 の違い(主な変更点)
・XML 宣言などのバージョンが 1.1 に変更された
・参照する Unicode のバージョンが 4.0 になった(XML 1.0 は Unicode 2.0)
・名前文字についての制限が大幅に緩和された
 "+" や "。" などの文字も使用可能になった
・改行文字として #x85 と #x2028 が追加された
・C0 および C1 制御文字(#x0以外)は、文字参照としてのみ許されるようになった
・「full normalization(完全正規化)」という概念が導入された
 名前、属性値、文字内容をbit単位で比較することで同一か否かを判定できるようになった


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