XML > XPath > ロケーションパス(location path)
ロケーションパスとは
XML 文章のツリー構造から特定のノードの集合(ノードセット)を指定するための式のこと。
ロケーションステップをスラッシュでつなげた形になる。
(ロケーションステップの解説は下にあります)
ロケーションステップ/ロケーションステップ/.../ロケーションステップ |
絶対ロケーションパスと相対ロケーションパス
ルートノードから指定するロケーションパスを絶対ロケーションパス、
任意のノードを起点とするロケーションパスを相対ロケーションパスと言う。
コンテキストノード(context node)
起点となるノードをコンテキストノードという。
(絶対ロケーションパスのコンテキストノードはルートノードとなる)
ロケーションステップ(location step)
ロケーションパスの最小単位をロケーションステップと呼び、以下のような書式となる。
軸::ノードテスト[述語] |
ノードの条件が軸→ノードテスト→述語の順に与えられてノード候補が決定する。
1.軸によってノード間の関係で絞り込む
2.ノードテストによってノードの要素名や型などで絞り込む
3.述語の条件を満たすものに絞り込む
基本型
XPath には以下の4つの基本型があり、ロケーションステップが評価された結果は node-set になる。
型 | 概要 |
---|---|
node-set | ノードの集合(重複がなく、順序関係もない) |
boolean | true か false の真偽値 |
number | 倍精度 64 ビット形式の浮動小数点 通常の数の他に、Not-a-Number(NaN)、正と負の無限、正と負のゼロが含まれる |
string | 文字列 |